今回は、強電界地域の現場で八木式アンテナを屋根に取り付けさせていただきました。
まず、始めに電界地域の区分けですが明確な定義はありませんが、地域によって、電波が強い強電界地域・中電界地域・弱電界地域と分けることができます。
また、地デジアンテナは電界地域によって使えるアンテナが決まっています。UHF平面アンテナは強電界地域と中電界地域にしか取り付けることができませんが、八木式地デジアンテナは弱電界地域から強電界地域まで様々な場所に取り付けられることができます。
そして、UHF平面アンテナは壁面に取り付けるのに対して、八木式アンテナは屋根やベランダに取り付けることができます。
屋根に八木式アンテナを取り付ける場合は、地デジアンテナの支柱(マスト)を支える屋根馬というアンテナ部材を使ってアンテナを建てます。
今回は、屋根に上って気づいたのですが薄っすらと写真でも見えるように屋根からスカイツリー(電波塔)が見えました。このように、電波塔が見える現場は強電界地域の可能性が高く強電界地域の目安になっています。電波の受信レベルを測定する機械でも受信レベルが60db以上あれば良好と言われているところ87.7dbと非常に高い受信レベルでした。受信レベルが高かったですが、目視で正常にテレビが映ることを確認できましたのでアンテナ工事を終わらせていただきました。※電波が強すぎて受信レベルが範囲内の最大100を超えてしまった場合は、状況によってアッテネーターという減衰機を使って電波を弱くします。
八木式アンテナはベランダにも取り付けられます。テレビが映らなくなったらすぐに直してほしい。テレビが趣味で毎日見ているなど、テレビを日常的に見られているお客様は、天候に関係なく手を伸ばせば修理ができるベランダに地デジアンテナを取り付けることをオススメさせていただきます。
どちらも現場を見て電波の受信レベルを測定してから適切な設置場所をご提案させていただきますので安心してアンテナ工事をおまかせください。